ヒストリーコレクション

 「ロレーナ」メイクアップバッグ

 

1950年代のファッショントレンドでは、さまざまな形やデザインのアイテムが人気を博しました。
この時代にハンドバッグといえば主に夜会のためのものであり、マリオ・ブチェラッティはそんなハンドバッグが重要なアイテムであることに気付き、ジュエリーと同じくらい贅沢で人々の憧れの的となるようなハンドバッグをたちどころに制作しました。

 

 

マリオ・ブチェラッティは、すぐに硬い素材のビューティーケースの制作に熱意を示したわけではありませんでしたが、それでも米国発のこの新しい流行に適応して、このような硬くて角ばったバッグに自らのロゴや模様を刻みました。こうして、織模様の入ったやわらかなシルク地のビューティーケースが誕生し、贅沢な夜会に欠かせない大切なアクセサリーとなりました。
この長方形のビューティーケースは、シルバーに「テラート」技法でのささやかなバラの彫り模様を施したものです。イエローゴールドの留め金はレースのようなパターンが彫られており、さらにローズカットダイヤモンド6個(合計2.00カラット)とエメラルド4個(合計3.50)が嵌め込まれた贅沢な作品となっています。

 

デザイン: マリオ・ブチェラッティ

ハンドクラフト、1950年代