ヒストリーコレクション

「クロティルデ」ティアラ

リーを使ってスカラ座への参入を図りました。スカラ座のシーズン初公演へ赴く社交界のご婦人たちは、ブチェラッティの高級アクセサリーを手に入れて公演の日に披露するために、開演の6カ月前にブチェラッティのブティックを訪れました。

 

 

当時、ティアラが大流行していました。古き良き時代が残した優雅な装いを明らかに感じさせるアクセサリーですが、ブルジョア階級がそれを受け継ぎ、時代の変化に適応して王冠のように特別で価値のある装飾品となりました。
このティアラは、金張りのシルバーにつる草の枝を彫り、合計12.00カラットのローズカットダイヤモンド565個と合計31.00カラットのバロックパール7個を嵌め込んだものです。
マリオ・ブチェラッティは、この種の装飾品をこよなく愛し、創意あふれるデザインのティアラをいくつも制作しました。

 

 

デザイン: マリオ・ブチェラッティ

ハンドクラフト、1920年代