ヒストリーコレクション

「オペラ座の夜」ハンドバッグ

 

ブチェラッティ家のアーカイブに、スカラ座とブチェラッティの密接な関係についての証が見受けられます。マリオ・ブチェラッティは、これらのイブニングバッグが真のファッションアクセサリーであることに気付き、その制作に取り掛かりました。

マリオは、その技巧と美的センスを活かして、これらのイブニングバッグを正真正銘の高級ジュエリーに変身させました。ブチェラッティのイブニングバッグは、贅沢な生地を使った非常に小ぶりなものでした。使用生地は、柔らかく美しい色のベルベットで、カラフルな糸で刺繍が施されたシルク生地が使われることもありました。ブチェラッティのイブニングバッグの口金には、シルバーの象嵌やエナメル、パール、ダイヤモンドの装飾が施されていました。

 

デザイン: マリオ・ブチェラッティ

ハンドクラフト、1920年代